【9月13日 CNS】FIBAバスケットボール・ワールドカップ(FIBA Basketball World Cup 2019)の17位~32位決定予備戦で、中国は73-86でナイジェリアに敗北を喫し、2020年東京五輪出場を確定することはできなかった。試合後、中国バスケットボール協会の姚明(Yao Ming、ヤオ・ミン)主席はインタビューで、すべての責任を負うと語った。

 姚主席は「私は全国のファンの期待に応えられなかった。今回のワールドカップでは、国民の誰もが期待をしていたのに、われわれは全く応えられなかった。来年2月のアジアカップと6月の世界最終予選では、なんとしてでも希望をつなげて、勝利を勝ち取りたい」と述べた。

 今大会の中国代表の成績は、満足いくものでなかった。この点について姚主席は、大会を通して世界とのギャップを実感したという。 「この大会で、われわれは世界のレベルをまざまざと見せつけられた。2016年から現在までに、世界とわれわれの格差はますます広がった」と述べた。

 姚主席は、中国のバスケットボールのかじ取り役として、改革をしっかりと進めていくと述べた。「私たちは、中国のバスケットボール発展を、プロリーグからトレーニング、ユーストレーニング、学校の体育教育まで、体系立てて推し進めなければならない。後戻りはできない。世界のバスケットボールの状況を見つめ、その高度なレベルに向かっていかなければならない」

 大会の開始以来、李楠(Li Nan)ヘッドコーチが率いる中国代表のコーチ陣が受けてきた批判について、姚主席は「コーチ陣は最善を尽くした。チームレベルを可能な限り引き上げた。確かにコートの中では多くの問題があったが、コーチ陣が簡単に解決できるようなものではない」と語った。(c)CNS/JCM/AFPBB News