【9月13日 東方新報】中国の建国70周年記念およびマカオ特区政府成立20周年を祝い、マカオ回歸賀礼陳列館で1日、「中国が生んだ毛沢東(Mao Zedong)」大型写真展が開幕した。激しいデモで揺れている香港とは対照的に、マカオでは70回目の国慶節に向けて愛国愛党ムードが盛り上げられている。

 開幕式では崔世安長官は「毛沢東は偉大な革命家であり、戦略家であり理論家であった。その偉大な歴史的功績は永遠に全国人民の心の中に銘記される。水を飲むとき井戸を掘った人のことは忘れない。中国建国70周年および(マカオ)返還20周年に際し、我々は開国の領袖(りょうしゅう)への十分な崇敬の心をもって、この展示によって、マカオ住民が、新中国の創建者の業績と非凡な人生遍歴を知り、愛国の情熱を発揚し、愛国愛マカオの基礎をしっかりと固めることは、大変意義深い」とあいさつ。

 中国政府駐マカオ特区政府聯絡弁公室の傅自応(Fu Ziying)主任によれば、毛沢東主席の香港マカオとの関係は深く、終始香港マカオ同胞の幸せを願っていたという。「マカオ同胞と毛沢東の功績を共に懐かしみ、初心を忘れずに、未来に向かって、今の得難い幸せを維持して、祖国とマカオの繁栄と発展のため、中華民族の偉大なる復興の中国の夢実現のために更なる努力をしていこう」と訴えた。

 同展では、100枚以上の貴重な歴史的写真や図版、関連の文物の実物が展示されている。「中国が生んだ毛沢東」大型写真展は無料で一般公開中。(c)東方新報/AFPBB News