【9月10日 AFP】3か月前に母国のドミニカ共和国で銃撃された元米大リーグ(MLB)選手のデビッド・オーティス(David Ortiz)氏が9日、古巣ボストン・レッドソックス(Boston Red Sox)の本拠地フェンウェイ・パーク(Fenway Park)で始球式に臨んだ。事件後にオーティス氏が公の場に登場するのは今回が初めて。

 スタンディングオベーションで迎えられたオーティス氏は「まず、再び皆さんとここにいられるセカンドチャンスをくれた神に感謝したい」と切り出すと、「レッドソックスに感謝したい。本物の家族だ。常にそばで支えてくれた。私の身に起きたことを知り、最初にサポートしてくれた」と語った。

「励ましのメッセージをくれたすべての皆さまに感謝する。全部読ませてもらった。本当に感謝している。ありがとう」

 試合は、レッドソックスがニューヨーク・ヤンキース(New York Yankees)打線に12安打を許して0-5で敗れ、オーティス氏に勝利をプレゼントすることはできなかった。(c)AFP