【9月3日 AFP】FIBAバスケットボール・ワールドカップ(FIBA Basketball World Cup 2019)に出場しているフランス代表のルディ・ゴベール(Rudy Gobert)が2日、試合を終えてわずか数時間後の早朝にドーピング検査を実施した国際バスケットボール連盟(FIBA)に対し、「配慮が全くない」と批判した。

 米プロバスケットボール(NBA)のユタ・ジャズ(Utah Jazz)でプレーしているスター選手のゴベールは、自身のツイッター(Twitter)に、「けさ起きてすぐに(血液と尿の)ドーピング検査だった。夜遅くに試合が行われた翌朝で、もっと眠れたはずなのに」「選手が回復する時間への配慮が全くない。FIBAのやり方はあんまりだ」とつづった。

 フランスは1日夜に行われたグループGの初戦でドイツを78-74でねじ伏せ、幸先の良いスタートを切った。現役を引退したトニー・パーカー(Tony Parker)氏に代わり、母国代表の大黒柱となったゴベールは、この試合で最多の5ブロックを記録してチームの勝利に貢献した。

 身長216センチを誇るビッグマンで、NBAで2年連続の年間最優秀守備選手に選出されたゴベールのツイートに関して、FIBAはAFPの取材にコメントを出していない。(c)AFP