【8月30日 AFP】アラブ首長国連邦(UAE)は29日、イエメンの暫定政権が首都を置くアデン(Aden)で空爆を実施したことを認め、「テロリストの民兵組織」が標的だったと発表した。

 イエメン暫定政権は同日、UAEがアデンで暫定政権軍を狙って空爆を行ったとツイッター(Twitter)で非難していた。

 UAEは、イスラム教シーア派(Shiite)系反政府組織フーシ派(Huthi)と戦うイエメン暫定政権を支援するサウジアラビア主導の連合軍の主要メンバー。

 UAE外務省が29日夜に行った発表によると、「テロリストの民兵組織」がサウジ連合軍への攻撃を準備しているとの現地情報が確認されたとして、同組織を標的に「精密かつ直接的な空爆」を28、29両日に実施したという。

 同省は、この空爆は「テロ組織とつながりのある武装グループ」からの攻撃を受けての「自己防衛」だったと主張している。(c)AFP