【8月30日 AFP】キャセイパシフィック航空(Cathay Pacific Airways)は従業員に対し、香港で週明けの9月2日と3日に予定されているストライキに参加すれば解雇の対象となり得ると警告した。

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 トム・オーウェン(Tom Owen)取締役は従業員に宛てた内部メモで、スト参加が労働契約違反に該当する恐れがあると指摘した。

 AFPに送られてきた内部メモのコピーによると、オーウェン氏は「全従業員がいつも通り出勤することを期待している。期間中は勤怠状況をしっかり監視する」としている。

 香港で2万7000人を雇用するキャセイ航空は民主派デモを支持する従業員の取り締まりを強めており、中国の政治的圧力に屈したと非難されている。中国民用航空局(CAAC)はキャセイ航空に対し、中国本土行きや中国領空を通過する航空便でのデモ支持派の従業員の乗務を禁じると通告。これまでに数人がキャセイ航空を解雇されている。(c)AFP