【8月27日 AFP】19-20イタリア・セリエAは26日、開幕戦が行われ、インテル(Inter Milan)は新加入のFWロメルー・ルカク(Romelu Lukaku)が初ゴールを挙げるなどし、ホームでレッチェ(US Lecce)に4-0で勝利した。

 インテルでの初陣を最高の形で飾ったアントニオ・コンテ(Antonio Conte)監督は「火花は散らしていたが、これからはダイナマイトのようにならねばならない」とコメントした。

 イングランド・プレミアリーグのマンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)から6500万ユーロ(約76億円)の移籍金で加入したルカクは、60分にインテルの3点目をマークした。

 ラウタロ・マルティネス(Lautaro Martinez)のシュートを相手GKが弾くと、ルカクはそのこぼれ球に反応。ボールを押し込むと、歓喜に沸く6万5000人のインテルファンのほうを振り返ってお辞儀をした。

 ユベントス(Juventus)の8連覇に終止符を打ちたいと考えているコンテ監督は、「ルカクには謙虚さが備わっており、最高の形でインテルでのデビューを飾った」と話した。「彼は紳士で、笑顔の絶えない大柄な選手。チームのために努力する準備ができているが、ロメルーだけでなくラウタロも非常に良いプレーを見せた」

 21分、マルセロ・ブロゾビッチ(Marcelo Brozovic)の強烈なシュートで先制に成功したインテルは、その3分後にもサッスオーロ(US Sassuolo)からローン移籍で加入したステファノ・センシ(Stefano Sensi)が追加点をマーク。

 インテルはその後、ルカクのゴールでリードをさらに広げると、ディエゴ・ファリアス(Diego Farias)の退場で数的優位となり、84分にはアントニオ・カンドレーヴァ (Antonio Candreva)がミドルシュートを決めた。

 4-0で勝利したインテルは、開幕戦で白星を飾った王者ユベントスやナポリ(SSC Napoli)と勝ち点で並んでいる。

 コンテ監督は「チームは良いスタートを切った。私が望んでいたものに関しては、プレー強度や意志の強さも十分だった」と続けた。「2-0になった後の内容には納得がいかなかった。あまりにもプレーが軽率で、プレッシャーを受ける際には強度を欠いた」

「メンタル面とフィジカル面の両方を改善しなければならないが、とてもうれしく思うし満足もしている。常にしっかりとした献身性を見せてくれる彼らと仕事をするのは楽しい」

「夜中までは勝利を祝い、あすからはカリアリ(Cagliari Calcio)戦のことを考える。難しいアウェーゲームになるだろう」 (c)AFP/Emmeline MOORE