【8月23日 AFP】日本との軍事情報包括保護協定(GSOMIA)の破棄を発表した韓国政府は23日、米国を通じて日本と軍事情報を共有する方針を示した。

 日韓は2016年に締結したGSOMIAにより、北朝鮮の核兵器やミサイル能力を中心とした軍事機密情報を直接共有してきた。

 韓国によるGSOMIA破棄について、マイク・ポンペオ(Mike Pompeo)米国務長官は22日、米国政府は「失望」したとコメントしている。

 韓国の金鉉宗(キム・ヒョンジョン、Kim Hyun-chong)国家安保室第2次長は、GSOMIAに代わる手段として「米国を含む3か国の情報共有ルートを積極的に活用していく」方針を発表。

 さらに「防衛費の増額と軍事衛星など戦略兵器の購入により、わが国の防衛力を積極的に高めていく」ことで、北朝鮮の監視強化につなげていく考えを明らかにした。(c)AFP