【8月21日 AFP】プライバシー保護対策の強化を求める圧力にさらされている交流サイト(SNS)大手の米フェイスブック(Facebook)は20日、同社が他のアプリやウェブサイトから受け取ったユーザーのオンライン上での活動をめぐる情報を、ユーザー自身が管理できるようにする機能を導入すると発表した。

 ユーザーは新機能を使い、ターゲティング広告への使用目的でフェイスブックに提供される「フェイスブック外での活動」を閲覧し、希望に応じて削除することができる。

 商業サイトは現在、フェイスブックのアカウントを持つユーザーによるサイト閲覧内容の詳細をフェイスブックに送ることができる。同社はこの情報を使い、ユーザーが探していたかもしれない商品に関連する広告を当人に向けて表示する。

 新機能を使用すれば、ユーザーは他のアプリやサイトがフェイスブック・ピクセル(Facebook Pixel)やフェイスブック・ログイン(Facebook Login)などのビジネスツールを用いフェイスブックへ送った情報の概要を閲覧し、自分のアカウントからこの情報や今後のフェイスブック外での活動を切り離すことができる。

 フェイスブックによると、新機能はまずアイルランド、韓国、スペインで導入され、他の各国でも数か月以内に使用できるようになる。(c)AFP