【8月17日 AFP】オーストラリアのクイーンズランド(Queensland)州北東部で、オオトカゲから飼い犬を守ろうとした高齢のカップルが、オオトカゲに襲われる出来事があった。救急当局が16日、明らかにした。

 大きな歯とかぎ爪を持つ肉食性のオオトカゲは、体長が最大で2メートルになることもあるが、大半の種は1メートル以下で、人間を襲うのはまれ。

 救急当局によると、飼い犬を攻撃していたオオトカゲを止めようとしたカップルが、オオトカゲに引っかかれたり、かまれたりした。公共放送ABCによると、飼い犬は殺されたという。

 70歳代の男性は脚と腕に重傷を負い、手術のため飛行機で病院に搬送された。60歳代の女性も足を負傷し入院した。

 救急当局は「オオトカゲは非常にどう猛になり得るので、二人がもっとひどいけがをしなかったのは本当に幸運だった」と語り、「これは日常茶飯事でないことは確かだ」と付け加えた。(c)AFP