【8月7日 AFP】(写真追加)アフガニスタンの首都カブールで7日、旧支配勢力タリバン(Taliban)が仕掛けた自動車爆弾が爆発し、少なくとも14人が死亡、145人が負傷した。来月28日に予定されている大統領選に先立ち、米国とタリバンが和平協議を行っているが、各地で暴力行為が増加している。

 内務省報道官によると、同日午前9時(日本時間午後1時30分)ごろ、同市西部の警察署入り口付近で自動車爆弾が爆発。

 同省副大臣が記者会見で、少なくとも14人が死亡、145人が負傷したと発表した。

 これについて、タリバンが犯行を認める声明を出した。前日6日には国民に対し、選挙集会に行かないよう警告し、戦闘員らには選挙に「抵抗」するよう命じていた。

 タリバンなど反政府勢力は、アフガニスタンの脆弱(ぜいじゃく)な民主主義を崩壊させようと、過去の選挙の際にも頻繁に攻撃に及んでいる。(c)AFP