【8月6日 AFP】米政府は5日、訪米時に査証(ビザ)が免除される外国からの訪問者のうち、2011年以降に北朝鮮を訪問したことのある人については、ビザ免除対象から除外した。北朝鮮の旅行業界にとって新たな打撃となる可能性がある。

 米国はビザ免除プログラムにより、日本、韓国、フランスなど38か国の国民に対し、ビザなしで最長90日間の滞在を認めている。

 だが米税関国境警備局(US Customs and Border Protection)のウェブサイト上に5日に掲載された詳細によれば、2011年3月1日以降に北朝鮮を含む8か国への訪問経験のある入国者については、ビザ免除の「資格を失う」とし、観光もしくは商用ビザを申請しなければならなくなるという。

 北朝鮮以外の7か国は主に中東諸国で、これらの国への訪問者はすでにビザ免除対象から除外されていた。

 今回の変更はビザ免除国の国民のうち、観光やその他の目的で近年北朝鮮への訪問経験がある数万人に影響を与えることになる。(c)AFP