【8月6日 AFP】イングランド・プレミアリーグのマンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)は5日、レスター・シティ(Leicester City)からDFハリー・マグワイア(Harry Maguire)を獲得したと発表した。契約期間は6年で、1年間の延長オプションがついている。

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 移籍金は8000万ポンド(約103億円)と報じられており、これはリバプール(Liverpool FC)が昨年ビルヒル・ファン・ダイク(Virgil Van Dijk)の獲得に要した7500ポンド(約97億円)を上回り、DFとしては史上最高額。なお、先月イタリア・セリエAのユベントス(Juventus)に加入したマタイス・デ・リフト(Matthijs De Ligt)の移籍金は、ボーナス額などを含めると7700万ポンド(約99億円)に上った可能性がある。

 またマグワイアは、サウサンプトン(Southampton FC)からリバプールに渡ったファン・ダイクや、エバートン(Everton)からユナイテッドに移ったロメルー・ルカク(Romelu Lukaku)を上回り、プレミアリーグのクラブ間で移籍した選手の中でも最高額のプレーヤーとなった。

 マグワイアはユナイテッドの公式サイトで、「この偉大なクラブと契約できたことをうれしく思う。レスターではとことん楽しんだから、チームの全員に感謝の気持ちを伝えたい。けれど、マンチェスター・ユナイテッドから興味を示されるのは素晴らしい機会だ」とコメントした。

「監督と話を交わし、彼のチームに関するビジョンやプランにわくわくしている。オレ(オレ・グンナー・スールシャール<Ole Gunnar Solskjaer>監督)が今、タイトル争いができるチームをつくっているのは明らかだ。新たなチームメートとの出会いや新シーズンの開幕が楽しみだ」

 11日に行われるチェルシー(Chelsea)とのプレミアリーグ開幕戦でデビューする可能性がある26歳のマグワイアについて、スールシャール監督はその移籍金に恥じない活躍を確信していると話している。

「ハリーは現役最高のCBの一人だ。契約が実現してうれしい」「試合の流れを読むことができ、ピッチの上での存在感も大きい。さらに落ち着いてボールを持てるだけでなく、プレッシャーをかけられた状態でも冷静でいられ、両方のペナルティーエリア内で存在感を発揮する。ピッチの内外でこのチームに適応するだろう」「人となりも素晴らしく、クラブにとって素晴らしい新加入選手だ」 (c)AFP