【8月5日 AFP】サッカー第54回ジョアン・ガンペール杯(54th Joan Gamper Trophy)が4日に行われ、FCバルセロナ(FC Barcelona)はルイス・スアレス(Luis Suarez)のボレーシュートが決勝点となり、アーセナル(Arsenal)に2-1で勝利した。

 この試合では、アトレティコ・マドリード(Atletico de Madrid)から加入したアントワーヌ・グリーズマン(Antoine Griezmann)が本拠地カンプ・ノウ(Camp Nou)でデビューを果たしたが、バルセロナはピエール・エメリク・オーバメヤン(Pierre-Emerick Aubameyang)に華麗なシュートを決められ、前半のうちに先制を許した。

 しかし、エインズリー・メイトランドナイルズ(Ainsley Maitland-Niles)の滑稽なオウンゴールで追いつくと、90分にはセルジ・ロベルト(Sergi Roberto Carnicer)からの浮き球のパスにスアレスがうまく合わせ、カンプ・ノウを満員にした約9万9000人のファンを沸かせた。

 バルセロナのエルネスト・バルベルデ(Ernesto Valverde)監督は、「見応えのある試合だった。雰囲気は素晴らしく、ファンとまた一つになることができ光栄」とコメントした。「選手たちはよくやったと思うが、前半はややリズムを欠いていたかもしれない」

 過去2シーズンの欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League)で、ASローマ(AS Roma)とリバプール(Liverpool FC)に屈辱的な敗北を喫しているバルセロナは、新シーズンで欧州制覇を目指している。

 チームキャプテンであるリオネル・メッシ(Lionel Messi)は、ファンに向けた試合前のスピーチで、第1戦で大きなリードを手にしながらも逆転で敗退となったこれらの敗戦について言及した。

 しかしメッシは試合には出場せず、アーセナルを沈めたのはグリーズマンやフレンキー・デ・ヨング(Frenkie de Jong)といった新加入選手ではなく、メッシの隣で長くパートナーを組むスアレスだった。(c)AFP