【8月4日 AFP】ドイツ・スーパーカップ(DFL Super Cup 2019)は3日、ドルトムント(Dortmund)のジグナル・イドゥナ・パルク(Signal Iduna Park)で行われ、ボルシア・ドルトムント(Borussia Dortmund)が2-0でバイエルン・ミュンヘン(Bayern Munich)を下し、優勝を飾った。イングランド代表のジェイドン・サンチョ(Jadon Sancho)が1ゴール1アシストの活躍を見せ、昨季国内2冠を獲得したバイエルンのスーパーカップ4連覇を阻んだ。

 ドルトムントは後半開始直後にサンチョのアシストからパコ・アルカセル(Paco Alcacer)が先制点を挙げると、さらにサンチョが冷静に追加点を奪取し、2017年以来となるタイトルを獲得した。

 チームを率いるルシアン・ファーブル(Lucien Favre)監督は「どうしても勝ちたかったし、非常に難しい試合だった」と話した。

「バイエルンはとても強いチームで、ボールは持たれたが、われわれも良い守備をしてコンパクトな陣形を保った」「カウンターで仕留めなくてはならないのは分かっていたし、それが見事にはまった」

 一方、バイエルンの主将を務める守護神マヌエル・ノイアー(Manuel Neuer)は「ミスがあまりにも多すぎて、試合をドルトムントにプレゼントしてしまった」「自分たちのミスからボールを相手に渡し、そこから失点した」とミスが高くついたことを嘆いた。

 バイエルンでは、W杯ロシア大会(2018 World Cup)を制したフランス代表DFで、新加入のリュカ・エルナンデス(Lucas Hernandez)は膝の負傷で出場しなかった。

 ドルトムントも、夏の補強の目玉であるトルガン・アザール(Thorgen Hazard)とユリアン・ブラント(Julian Brandt)、バイエルンから3シーズンぶりに復帰したマッツ・フンメルス(Mats Hummels)は全員けがのため欠場した。(c)AFP