【8月1日 Parismodes.tv】仏パリ市内で2日、「シャネル(CHANEL)」が、19/20年秋冬オートクチュールコレクションを発表した。「シャネル」ファッション部門の統括、ブルーノ・パブロフスキー(Bruno Pavlovsky)とプロデューサーでモデルのカロリーヌ・ド・メグレ(Caroline de Maigret)がインタビューに応じた。

 本が好きだったというカール・ラガーフェルド(Karl Lagerfeld)とガブリエル・シャネル(Gabrielle Chanel)。会場となったグラン・パレ(Grand Palais)には、巨大な円形の図書館が登場した。

 新アーティスティック・ディレクターのヴィルジニー・ヴィアール(Virginie Viard)が新しいシャネルのコードを吹き込んだコレクション。優美さとエレガントさ、スウィートさを兼ね備えている。

 引き伸ばされたシルエットはボタンを外すと、ツイードが白や黒、蛍光色の輝きを放つ。ウエストや襟はきちんと絞られ、ゆったりとしたパンツにはフィット感のある小さなジャケットを組み合わるなど、シャネルのDNAが再訪されている。

 スーツやドレスには、フラットな靴を合わせ、羽根やルーシュド・シフォンがいくつかのルックの裾を飾る。黒いベルベットのヴェスタドレスのショルダーには飾り結びが。またネックラインだけでなく、ツートンのリシュリュー・ヒールにも結び目が付けられた。夕方になると、ドレスはボリューム感のあるモノトーンまたは艶やかな光沢へと変化する。

 注目は蛍光色のスーツに身を包みんだカイア・ガーバー(Kaia Gerber)。また、「シャネル ブックストア」では、メガネはマストアイテムだ。そして、低いポニーテールでモダンな女性らしさをアピールした。(c)Parismodes.tv