【7月28日 AFP】北朝鮮は入国規則に違反したなどとして同国の国境警備隊が拿捕(だほ)し、2週間近く拘束していたロシア漁船を27日に解放した。在平壌のロシア大使館が28日、発表した。

 この漁船は、ロシアの北東漁業会社(North-Eastern Fishing Company)が所有する「シャンハイリン8号(Xiang Hai Lin 8)」で、ロシア人15人、韓国人2人が乗っていた。

 在北朝鮮ロシア大使館はシャンハイリン8号について、北朝鮮東岸の元山(Wonsan)を27日夜に出港したとフェイスブック(Facebook)で明らかにした。

 発表を受け、朝鮮半島(Korean Peninsula)問題を所管する韓国統一省は漁船の「安全な帰還」を歓迎し、漁船と乗組員の解放を「人道的見地から肯定的に評価する」と発表した。漁船は28日午後、韓国北東の束草(Sokcho)に到着したという。(c)AFP