【8月3日 東方新報】「赤いDNA」を若者に受け継いでもらおうと、全国婦女連合が主催した第27回全国青少年愛国主義読書教育活動が7月21日、中国・北京市でスタートした。今年のテーマは「きらめく70年、新時代を突き進め」。「時代の新人は語る」(スピーチ大会)、「歌え青春中国」(歌唱イベント)、「新時代の夢を追って」(撮影コンテスト)といったイベントがテーマに沿って展開され、全国1200人の教師や小中学生が参加した。

 この活動は、26年前から始まる愛国教育を目的とした主要活動の一つ。青少年たちの共産主義DNAを刺激し、革命の伝統や困難に挑戦する勇気と戦、責任感・使命感を受け継いでもらい、民族復興の大任務を担う時代の新人たらんという努力を促してきた。

 参加者の小中学生からは「読書教育活動は、いい習慣を身につけ、知識を広げるのに役立っている」「新時代の若者として、祖国の発展のために貢献するための力を学ぶことができる」と好評を得ている。

 大会の開幕式で、イベントの主催者である全国婦女連合の呉海高(Wu Haigao)書記は「初心を忘れず、青少年たちを民族復興の大任を担う時代の新人に導いてあげたい。みんなでしっかり学習しましょう」とあいさつした。

 また、昨年の第26回青少年愛国主義読書教育活動の総括と表彰式も行われた。去年の活動テーマは「新時代に入り改革の新編を開く」だった。

 愛国教育は1994年に党中央宣伝部によって「愛国主義教育実施要綱」が発布されてから教育の原則として重視されてきた。95年には100冊の愛国主義図書、100部の愛国主義映画、100曲の愛国主義歌唱曲が選定され、小学校などの教材として使われている。近年は、時代に合った新たな形を模索し続け、読書や作文だけでなく、手書き新聞、講座、参観などのより多様で洗練された文芸、文化活動を展開するようになってきた。過去26年間の延べ参加人数は8億人に上っている。(c)東方新報/AFPBB News