【7月24日 AFP】日本政府は24日、開幕まであと1年となった2020年東京五輪の公式サイト地図に、竹島(Takeshima、韓国名・独島、Dokdo)が表示されているとして韓国から抗議を受けたが、断じて受け入れられないと伝えたと発表した。

 聖火リレーのルートを説明する日本地図には、点ほどの大きさの竹島が描かれている。

 菅義偉(Yoshihide Suga)官房長官は定例記者会見で、韓国政府から在韓日本大使館を通じて抗議の申し入れがあったと明かした上で、「竹島の領有権および日本海(Sea of Japan)に関するわが国の立場に照らし、断じて受け入れられないわが国の立場を伝えた」と述べた。

 日本と韓国はいずれも竹島の領有権を主張しており、作成した地図における竹島の表示をめぐりたびたび対立してきた。

 2018年平昌冬季五輪では、開幕に先立って行われた南北合同チームの強化試合で掲げられた統一旗に竹島が入っていたことに日本が抗議し、開会式の南北合同入場の際には竹島が含まれていない統一旗が使用された。

 南北首脳会談の際にも、竹島を含む朝鮮半島の地図があしらわれた椅子が用意され、日本が抗議していた。(c)AFP