【7月23日 AFP】(写真追加、更新)韓国軍合同参謀本部は23日、同国東部沖で領空侵犯したロシア軍機に対し、空軍機が警告射撃を行ったと明らかにした。

 合同参謀本部がAFPに明らかにしたところによると、ロシア機は2度韓国領空に侵入し、韓国空軍が複数の戦闘機を緊急発進させた。

 1度目の侵入は午前9時すぎ(日本時間同)に発生し、3分間続いた。その30分後にロシア機は再び侵入し、4分間飛行したという。

 これを受けて韓国空軍は、複数のF15K戦闘機とF16K戦闘機でロシア機の進路を遮り、警告を送ると、韓国が実効支配し日本も領有権を主張している竹島(Takeshima、韓国名・独島、Dokdo)周辺で警告射撃した。

 合同参謀本部によるとロシア軍機が韓国領空を侵犯したのは初めてで、軍は調査を続けている。

 韓国国防省は、23日中にロシア政府関係者に抗議を申し入れる予定だという。ロシア政府はこれまでのところコメントを出していない。(c)AFP