【7月17日 AFP】男子ゴルフ、世界ランキング1位のブルックス・ケプカ(Brooks Koepka、米国)が16日、北アイルランドのロイヤル・ポートラッシュ・ゴルフクラブ(Royal Portrush Golf Club)で行われる米国ツアーの今季メジャー最終戦、第148回全英オープン(The 148th Open Championship)開幕を前に、地元出身のキャディーからコースの情報を得ることで「自信が増している」と話した。

 その一方でケプカは、タイガー・ウッズ(Tiger Woods、米国)からの練習ラウンドを一緒に回らないかという誘いは断ったようだ。

 5月の全米プロゴルフ選手権(2019 PGA Championship)で自身メジャー4勝目を挙げ、直近のメジャー4戦で優勝2回、準優勝2回の結果を残しているケプカは、間もなく始まる全英オープンでも、自身過去最高の6位タイを上回る成績を残せる手ごたえを感じている。

 北アイルランドを訪れるのは初めてのケプカだが、キャディーのリッキー・エリオット(Ricky Elliott)氏は地元出身で、ポートラッシュのコースレイアウトをつかむのにさほど苦労せずに済んでいるからだ。

 ケプカは「彼が今週バッグを担いでくれることで、間違いなく自信は少し増している。このコースを熟知している人だからね。楽しみにしているよ」と話している。

「ホールに入ったら、まず『どうしたらいいか教えてくれ。ここでは誰より君が経験豊富なんだから』と言うんだ」「そうやって彼に攻略法を任せる。さまざまなホール、風の状況の中で、どこからミスをし、どこからなら入ったのかを、彼は知っている」

 全英オープンを過去に3回制したウッズは、そうしたエリオット氏のコース情報を当て込んでか、ケプカに練習ラウンドを一緒に回らないかと誘ったことを明かしているが、良い返事はもらえなかったようだ。

「ブルックスにメールをしたんだ。『おめでとう。今回も素晴らしい順位だった。君のここ4戦のメジャーの成績は信じられない』とね。それから『なあ、良かったら練習ラウンドを共にしないか』と聞いたが、音沙汰なしだよ」 (c)AFP/Jed Court