【7月17日 AFP】欧州議会(European Parliament)は16日、欧州委員会(European Commission)の次期委員長にドイツのウルズラ・フォンデアライエン(Ursula von der Leyen)国防相(60)を充てる人事案を承認した。同案については懐疑的な議員もいたが、賛成派が反対派を僅差で上回った。

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 保守派のフォンデアライエン氏は先月、多くの欧州議会議員の反発を受けながらも、欧州連合(EU)加盟28か国の首脳により、女性で初めて欧州委員長に指名された。

 仏ストラスブールの欧州議会(定数751)は、同議会の政治グループの一つにより選ばれた候補者を希望していたが、最終的には半数をわずかに上回る383人が賛成票を投じた。

 フォンデアライエン氏は、英国のEU離脱予定日の翌日に当たる11月1日、現職のジャンクロード・ユンケル(Jean-Claude Juncker)氏と交代する。任期は5年。(c)AFP/Marie JULIEN, Céline LE PRIOUX