【7月16日 AFP】北朝鮮は16日、来月予定されている米韓合同軍事演習について、米朝間の非核化実務交渉に「影響を及ぼすだろう」と警告した。

 先月末にドナルド・トランプ(Donald Trump)米大統領と北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン、Kim Jong-un)朝鮮労働党委員長が非武装地帯(DMZ)で面会し、停滞していた非核化交渉の再開に合意して以降、核問題をめぐって北朝鮮政府が声明を出したのはこれが初めて。

 国営朝鮮中央通信(KCNA)が外務省報道官の発言として、「板門店(Panmunjom)での首脳会談を受け、北朝鮮と米国間の実務協議の調整努力が行われている一方で、米国は韓国との合同軍事演習『19-2同盟(19-2 Dong Maeng)』を計画している」「実際に行われれば、実務協議に影響を及ぼすだろう」と報じた。

 同報道官によると、北朝鮮は「米国による次の動き」を見て、協議の進め方を決定する意向だという。(c)AFP