【7月10日 AFP】MLBオールスターゲーム2019(90th All-Star Game)が9日、米オハイオ州クリーブランド(Cleveland)のプログレッシブ・フィールド(Progressive Field)で行われ、テキサス・レンジャーズ(Texas Rangers)に所属するジョーイ・ギャロ(Joey Gallo)のソロ本塁打が決勝点になり、ア・リーグが4-3でナ・リーグに勝利した。ア・リーグにとっては、これが7年連続の勝利。

 1回を無失点に抑え1奪三振をマークした田中将大(Masahiro Tanaka)が勝ち投手になり、ニューヨーク・ヤンキース(New York Yankees)の選手に勝ち星が付くのは1948年以来となった。

 また、ロサンゼルス・ドジャース(Los Angeles Dodgers)のクレイトン・カーショウ(Clayton Kershaw)が2015年以来となる負け投手になり、9回を3者連続三振で締めくくったヤンキースの守護神アロルディス・チャップマン(Aroldis Chapman)にセーブが付いた。

 通算の対戦成績を45勝43敗2分けとしたア・リーグは、直近23試合で19勝を挙げている。

 また、初出場ながら5回に3者連続三振を奪ったクリーブランド・インディアンス(Cleveland Indians)のシェーン・ビーバー(Shane Bieber)が最優秀選手(MVP)に選ばれている。本拠地で好投し、この日最大の歓声を集めた右腕は「信じられなかった」「体が浮いている感じがした。ただ全力を出そうとし、一瞬一瞬を大切にプレーした」と話した。

 両チームの選手たちは、前週に遠征先のホテルの部屋で死亡しているのが見つかったロサンゼルス・エンゼルス(Los Angeles Angels)のタイラー・スカッグス(Tyler Skaggs)投手を追悼するため、同投手の背番号「45」のワッペンをユニホームにつけた。

 また、エンゼルスでチームメートだったマイク・トラウト(Mike Trout)とトミー・ラステラ(Tommy La Stella)は、それぞれ背番号45のユニホームを着用した。

 91回目を迎える来年のオールスターは、ドジャースの本拠地ドジャースタジアム(Dodger Stadium)で行われる。(c)AFP