【7月8日 AFP】インド北部ウッタルプラデシュ(Uttar Pradesh)州アグラ(Agra)郊外で8日、バスが高速道路の車線の合間から高架下に転落し、少なくとも29人が死亡した。地元警察が明らかにした。運転手の居眠りが原因とみられている。

 警察によると事故は午前4時15分ごろ、アグラとデリー(Delhi)を結ぶヤムナ(Yamuna)高速道路で発生。バスは50人ほどを乗せ首都ニューデリーからウッタルプラデシュ州の州都ラクノー(Lucknow)に向かっていたが、分離帯に衝突し、12メートル以上ある高さから道路下の川に転落したという。

 バスの上部は押しつぶされ、さらに川の水により乗客らの救出が難航しているという。現場の地元当局者は「29人が死亡、19人が負傷」と明らかにした。

 当局によると6車線のヤムナ高速道路はインドで最も距離の長い高速道路で、2012年の開通以降およそ900人が事故などで死亡している。また、アグラは観光名所のタージマハル(Taj Mahal)があることで知られている。(c)AFP