【7月8日 AFP】ツール・ド・フランス(2019 Tour de France)は7日、第2ステージのチームタイムトライアル(ブリュッセル王宮~ブリュッセル・アトミウム、27.6キロメートル)が行われ、チーム・ユンボ・ビスマ(Team Jumbo Visma)がステージ優勝を飾り、同チームのマイク・テウニッセン(Mike Teunissen、オランダ)がマイヨ・ジョーヌ(イエロージャージー)を維持した。

 前日の開幕ステージで転倒し、状態が心配されていた前回王者ゲラント・トーマス(Geraint Thomas、英国)だが、所属するチームイネオス(Team Ineos)はこの日のステージでトップと20秒差の2位に入った。テウニッセンは総合順位で、イネオス勢との差を30秒に広げている。

 2位以下の数チームはそれぞれ数秒差の混戦だったが、トーマスとエガン・ベルナル(Egan Bernal)のイネオス勢は、総合を争う他チームのライバルに多少のタイム差をつけることに成功した。

 ツールはこの後いよいよフランス入り。8日の第3ステージは200キロメートル超と長丁場な上、強烈な横風が吹く可能性があり、また終盤に四つの山岳が待ち構えているため、フィニッシュ付近で順位が大きく変動することも考えられる。(c)AFP/Damian MCCALL