【7月5日 AFP】マレーシアの首都クアラルンプール郊外で4日、サウジアラビアの聖地メッカで行われるイスラム教の大巡礼「ハッジ(Hajj)」の模擬演習、通称「リトルハッジ(Little Hajj)」が行われ、6000人近い子どもたちが参加した。

 会場の敷地内にはイスラム教徒にとって最も神聖なカーバ(Kaaba)神殿の模型が設置され、白い衣服に身を包んだ子どもたちが周囲を行進した。

 カーバ神殿はメッカにある聖モスク(Grand Mosque)の中心に位置しており、世界中のイスラム教徒はカーバ神殿の方角に向かって祈りをささげる。カーバ神殿の周りを歩くこともハッジの儀式の一つ。

 太陽の下で行進した後、休憩を取っていたアクラ・イズ(Aqra Izz)くん(6)はAFPのインタビューに「みんなでハッジのやり方を勉強している」「大きくなったらお父さんやお母さんのようにハッジに参加したい」と語った。(c)AFP/Patrick Lee