【7月7日 AFP】カタールの首都ドーハで先月29日に始まった米国とアフガニスタンの旧支配勢力タリバン(Taliban)との7度目の和平協議について、米国側のザルメイ・ハリルザド(Zalmay Khalilzad)アフガニスタン和平担当特別代表は6日、これまでで「最も建設的だ」と語った。

 タリバンと米国の代表団は、米軍のアフガン撤退の見返りとなるさまざまな保証条件における合意を目指して、ドーハで協議を重ねている。

 ハリルザド氏は滞在中のカタールで、「基本的に、われわれは協議が始まってから、ずっと4つの事項について話し合ってきた。すなわちテロリズム、外国軍の撤退、タリバンとアフガニスタン政府との交渉、そして停戦だ」と述べ、「われわれは実質的な協議と交渉を行い、4つの事項すべてに進展がみられた。そう言えるのは、これが初めてだと言っていい」と付け加えた。

 カタールにあるタリバン事務所のスハイル・シャヒーン(Suhail Shaheen)報道官は、「われわれは進展に満足しており、残りの協議も同様に進むと期待している。これまでのところ、障害は何もない」とツイッター(Twitter)に投稿。タリバン側も米国代表団との協議に満足していることが示された。(c)AFP/Gregory Walton