【7月12日 東方新報】中国共産党中央組織部の統計によれば、2018年末、党員総数は9059万4000人で、前年比純増加は103万人、増加率1.2%となった。党の基層組織は461に上り、前年比で3.9組織の増加で、増加率は0.8%。これは新中国成立70年以来、中国共産党の吸引力、求心力、戦闘力が増強し続け、旺盛なバイタリティー、活力を保ち続けていることを示している。

 党員総員数9000万人は、1949年の建国時の448.8万人の実に19倍だ。第18回党大会以来、毎年平均390万人が各党組織を通じて入党申請してきた。党の先進性と純潔性を保つため、厳格に入党の入り口を絞り、党員のレベルアップを重視しつつ、順調に党員数を増加させてきた。

 新鮮な「血液」を注入しつつも、党員のグループ構造のバランスはうまくとられている。現在の党員のうち99.8%が建国後の入党で、鄧小平(Deng Xiaoping)氏の改革開放路線が打ち出された第11回党大会三中全会以降の入党で7423万人(81.9%)、80后(1980年代生まれ)、90后(1990年代生まれ)の若い世代のすでに全体の3分の1を占める。

 教育水準も明らかに向上している。教育事業の全面的で急速な発展は、党に優秀な人材を増やした。大卒・専門学校卒以上の人はすでに4493万7000人で49.6%だ。女性党員、少数民族党員の比重も高まっている。新中国建国当初から比べると、全国の女性党員は約45倍の2466万5000人で、全党員に占める割合も11.9%から27.2%に拡大した。

 少数民族党員も建国当初から32倍に増えて664万5000人で、全党員に占める割合は2.5%から7.3%に増えた。全国55の少数民族すべてに一定の党員がおり、五つの民族自治区(チベット、ウイグル、モンゴル、チワン、回族)の党員は少数民族党員のうちの35.6%に達している。

 党の階級別のバランスもとれている。労働者と農民は依然として党の中枢グループであり、全体の35.3%。これは新中国建国当初の12倍だ。経営管理職は980万人で10.8%、専門技術職は1400万7000人で15.5%を占める。2018年に増加した205万5000人中、現役世代が52.6%を占める。

 全国の基層党組織も、1949年の19万5000から、2018年には約23倍の461万に増加し、あらゆる領域をカバーしつつある。重点領域の基層党組織建設は全面的に強化され、機関、事業所、農村、社区の党組織カバー率は95%となった。また、公有制企業のカバー率は90.9%となった。新興領域の党組織の進出も目覚ましく、全国には158万5000社の非公有制(民営)企業法人事業所にも党組織がつくられ、26万5000の社会組織法人事務所にも党組織ができた。基層党組織のリーダーの資質も向上している。54万3000人の党組織書記のうち、大卒・専門学校卒以上の人は20.7%、45歳以下が29.2%、経済的に豊かなリーダーは51.2%を占めている。

 また、10万1000人の社区の党組織書記のうち、大卒・専門学校卒以上の人は63.7%、45歳以下は45.9%を占める。また68.3%の村、89.8%の社区は200平方メートル以上の広さの党建設活動場所をもち、90.7%の県、93.1%の社区で、大衆向けサービスのための特別経費を計上している。(c)東方新報/AFPBB News