【7月5日 AFP】スイス陸軍の訓練校で4日、教官や新兵ら40人以上が突然、激しい下痢や嘔吐(おうと)などを発症して病院に救急搬送された。
 
 スイス国防省の発表によると、中部ベルン(Bern)州リンデン(Linden)にある陸軍訓練校で4日午後、新兵や職員ら43人が下痢や嘔吐などの急性胃腸疾患で苦しみだしたため、救急車やヘリコプターで病院や軍の医療施設に搬送された。

 スイス通信(SDA)が軍報道官の話として伝えたところによると、43人のうち4人は重体だという。

 士官候補生らが急性胃腸疾患を発症した原因は不明で、現在も関係当局による調査が続いている。

 ベルン州当局は予防措置として、訓練校敷地内を隔離対象に指定した。同訓練校では、サイバー攻撃の防衛専門兵を育成しているという。(c)AFP