【6月28日 AFP】米プロバスケットボール(NBA)、ロサンゼルス・レイカーズ(Los Angeles Lakers)のレブロン・ジェームズ(LeBron James)が、多額のトレードボーナスを放棄して新たにチームメートとなるアンソニー・デイビス(Anthony Davis)のために背番号23を譲り渡す意向だと、27日に米スポーツ専門チャンネルESPNが報じた。

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 1年前に故郷クリーブランド(Cleveland)を離れてフリーエージェント(FA)でレイカーズに加入したジェームズは、クリーブランド・キャバリアーズ(Cleveland Cavaliers)時代から引き続き背番号23をつけている。一方のデイビスも、古巣ニューオーリンズ・ペリカンズ(New Orleans Pelicans)で7シーズンにわたり、同じ背番号を着用していた。

 ESPNは匿名の情報筋からの話とした上で、ジェームズが4シーズンを過ごし、自身にとって最初の2度のファイナル制覇を果たしたマイアミ・ヒート(Miami Heat)時代につけていた背番号6に戻す見通しだと伝えた。

 NBAのレジェンドであるマイケル・ジョーダン(Michael Jordan)氏とアニメキャラクターのバッグス・バニー(Bugs Bunny)が主演した1996年の映画の続編『スペース・ジャム2(Space Jam 2)』のセットで撮影された写真では、ジェームズが背番号6をつけている姿が写っている。

 FA契約へのサインの発表が可能となる来月6日にデイビスのトレードは完了となるが、27日に明らかになった詳細では、ワシントン・ウィザーズ(Washington Wizards)がこの移籍に絡んでいることが判明した。

 ESPNの報道によると、レイカーズはモリツ・ワグナー(Moritz Wagner)やアイザック・ボンガ(Isaac Bonga)、ジェメリオ・ジョーンズ(Jemerrio Jones)をウィザーズにトレードし、サラリーキャップの中でフリーエージェント(FA)市場に投資できる3200万ドル(約34億4400万円)を確保するという。

 デイビスもまた、400万ドル(約4億3000万円)のトレードボーナスを放棄してさらにサラリーキャップに余裕をつくり出し、レイカーズがFA市場でさらなる大型補強に動くことを可能にした。(c)AFP