【6月27日 AFP】テニス、ネーチャーバレー国際(Nature Valley International 2019)は26日、女子シングルス3回戦が行われ、大会第4シードのアンゲリク・ケルバー(Angelique Kerber、ドイツ)は7-6(7-4)、6-0でレベッカ・ペテルソン(Rebecca Peterson、スウェーデン)に勝利し、準々決勝に進出した。

 第1セットでは相手にセットポイントを握られたが、第2セットは簡単に奪って快勝を収めたケルバーは試合後、ウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon 2019)での連覇へ向けて手ごたえを口にしている。

 過去2度決勝に進んでいるネーチャーバレー国際に今年はワイルドカード(主催者推薦)で出場しているケルバーは「芝でのプレーが好き」「この大会ではウィンブルドンへ向けて最高の準備ができる」「ファンの応援が素晴らしいし、対戦相手も強豪ぞろいで張り合いがある」と話した。

「すべての試合で力が拮抗(きっこう)している。良いテニスをしないと勝てない。だから毎年ウィンブルドンの前にこの大会に戻ってきている」

 準々決勝は、ポロナ・ヘルツォグ(Polona Hercog、スロベニア)に6-1、4-6、6-3で競り勝った第6シードのシモナ・ハレプ(Simona Halep、ルーマニア)との元世界女王対決になることが決まった。

 一方、第11シードのキャロライン・ウォズニアッキ(Caroline Wozniacki、デンマーク)は6-2、4-6、6-7(5-7)で第8シードのアリーナ・サバレンカ(Aryna Sabalenka、ベラルーシ)に敗れ、大会連覇の夢が絶たれた。サバレンカは昨年大会決勝でウォズニアッキに敗れた雪辱を果たした。

 第2シードのカロリーナ・プリスコバ(Karolina Pliskova、チェコ)はエリーゼ・メルテンス(Elise Mertens、ベルギー)に6-1、6-2で完勝。1時間足らずで8強入りを決めた最上位シードのプリスコバは次戦、エレナ・オスタペンコ(Jelena Ostapenko、ラトビア)の途中棄権で勝ち上がったエカテリーナ・アレクサンドロワ(Ekaterina Alexandrova、ロシア)と対戦する。

 第3シードのキキ・ベルテンス(Kiki Bertens、オランダ)もアンナ・レナ・フリードサム(Anna-Lena Friedsam、ドイツ)に6-3、6-3で快勝し、サバレンカとの準々決勝に駒を進めた。

 第14シードのジョアンナ・コンタ(Johanna Konta、英国)は3-6、2-6でオンス・ジャバー(Ons Jabeur、チュニジア)に敗れ、母国で行われるウィンブルドンへ向けた調整でつまずいた。勝利したジャバーは、準々決勝でアリーゼ・コルネ(Alize Cornet、フランス)と顔を合わせる。(c)AFP