【6月25日 AFP】日産自動車(Nissan Motor)の株主総会が25日、横浜で開かれ、ガバナンス(企業統治)の強化を目指す改革案が可決された。同社は前会長のカルロス・ゴーン(Carlos Ghosn)被告をめぐるスキャンダルに今も揺さぶられており、提携関係にあるフランスの自動車大手ルノー(Renault)とは緊張関係が続いている。

 株主らは、役員人事や報酬、監査をそれぞれ扱う3委員会の新設などを含む、一連の改革案を承認した。

 体制の刷新に当たり、11人の取締役の選任案も可決された。この中には、ルノーの役員2人と、西川広人(Hiroto Saikawa)現最高経営責任者(CEO)も含まれる。

 今回の改革は、会社法違反など複数の罪に問われているゴーン被告の事件の衝撃を経て、より安定した基盤づくりを目指している。(c)AFP/Miwa SUZUKI, Anne BEADE