【6月25日 AFP】女子テニスの新世界女王となったアシュリー・バーティ(Ashleigh Barty、オーストラリア)は24日、再発した腕の故障を理由に今週開幕したネーチャーバレー国際(Nature Valley International 2019)の出場を見送った。しかし、ウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon 2019)出場には間に合う見通しを示している。

 全仏オープンテニス(French Open 2019)覇者のバーティは、23日に行われたネーチャーバレー・クラシック(Nature Valley Classic 2019)決勝でも勝利を収め、キャリア初の世界ランキング1位に浮上した。

 ウィンブルドンの開幕が来月1日に迫っているが、破竹の12連勝を飾る中で古傷がぶり返したバーティは、短期間の休養で対処できると自信を示した上で、「16歳の頃からのけが」であると明かした。

「負荷がかかると痛みが出てくる。骨のストレス系のけがで、特に最初の数日間は手当てが必要になる。処置の仕方は分かっているけれど、すぐに対処することが重要」「ウィンブルドンには間に合うと思う。来週までに体調が万全になるように、これから3~4日ほどは正しく処置していかなければならない」

 バーティの欠場によって、ウィンブルドンの前哨戦であるネーチャーバレー国際では、第2シードのカロリーナ・プリスコバ(Karolina Pliskova、チェコ)が最上位のシード選手となった。

 プリスコバは同日の2回戦でロシアのマルガリータ・ガスパリアン(Margarita Gasparyan)を6-3、6-3で下し、ベスト16入り一番乗りを果たした。

 一方、第11シードのキャロライン・ウォズニアッキ(Caroline Wozniacki、デンマーク)は1回戦に臨み、キルステン・フリプケンス(Kirsten Flipkens、ベルギー)に6-3、6-4で快勝して大会連覇に向けて幸先の良いスタートを切った。

 2009年にも大会を制しているウォズニアッキは、「ここでプレーするのは大好き。素晴らしい思い出がよみがえる」「ここで初めてプレーしたのは14歳の時だから、今の半分の年齢ね」とコメント。2回戦ではドイツのアンドレア・ペトコビッチ(Andrea Petkovic)と対戦する。(c)AFP