【6月25日 AFP】女子サッカーW杯フランス大会(FIFA Women's World Cup 2019)は24日、決勝トーナメント1回戦の試合が行われ、スウェーデンはスティーナ・ブラックステニウス(Stina Blackstenius)の得点でカナダを1-0で下し、8強入りを果たした。

 この結果、スウェーデンは29日に行われる準々決勝でドイツと対戦することになった。両者はリオデジャネイロ五輪の決勝でも激突しており、ドイツが2-1で勝利したこの一戦では、ブラックステニウスもゴールを決めている。

 この試合ではブラックステニウスが鋭いカウンターから55分にゴールを奪うと、その後はまたしてもビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)判定が主役の試合となった。

 68分、主審が映像を見直した結果、カナダにPKが与えられた。しかし、スウェーデンGKヘードビグ・リンダール(Hedvig Lindahl)が体を目いっぱい伸ばしてジェニー・ベッキー(Janine Beckie)のキックを防ぎ、得点を許さなかった。

 カナダの高いクロス攻撃に対して傑出したパフォーマンスを見せ、さらにPKストップでチームを救ったリンダールはこの試合の最優秀選手(MVP)に選出され、カナダは枠内シュートを2本しか打てなかった。

 さらにその後、アシュリー・ローレンス(Ashley Lawrence)にファウルがあったとしてスウェーデンにPKの判定が下るも、VAR判定の結果、オフサイドがあったことが判明しこのPKは取り消された。

 スウェーデンは1995年を最後に公式戦11試合連続でドイツに勝てていないが、指揮官は「数年前に起きたのは過去のこと」「ドイツがここ3試合でどのようなプレーを見せたのかチェックしなければならない」とコメントした。(c)AFP/Peter BERLIN