【6月22日 AFP】米大リーグ(MLB)は21日、オークランド・アスレチックス(Oakland Athletics)のフランキー・モンタス(Frankie Montas)投手から、禁止されている運動能力向上薬物のオスタリン(Ostarine)の陽性反応が出たとして、80試合の出場停止処分が下されたと発表した。

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 この長さの出場停止処分により、モンタスは今季残り6試合になるまで試合出場が不可となる。

 アスレチックスは「この出場禁止処分を知り、アスレチックスは失望している」とした上で、「MLBの薬物の使用防止と治療のためのプログラムを全面的に支持し、懲罰を受け終えたフランキーを歓迎するつもりだ」とのコメント文を発表している。

 モンタスは選手会を通じ、不注意でタンパク質同化剤のオスタリンを使用したとして謝罪している。

「禁止薬物を決して意図的に使用していない。不運にも知らず知らずのうちに、米国の栄養食品店で買った禁止薬物の入ったサプリメントを摂取してしまった」「自分の過ちについて、アスレチックス球団、ファン、チームメート、そして自分の家族に心から謝罪する。今季のうちにチームに合流できるようになり、できる限りチームに貢献することを望んでいる」

 モンタスは今季ブレークを果たし、15試合に先発して9勝2敗、防御率2.70を記録。90イニングを投げて97三振を奪い、与四球はわずか21だった。(c)AFP