【6月21日 AFP】女子テニス、マヨルカ・オープン(Mallorca Open 2019)は20日、シングルス2回戦が行われ、ワイルドカード(主催者推薦)のマリア・シャラポワ(Maria Sharapova、ロシア)は2-6、3-6で大会第1シードのアンゲリク・ケルバー(Angelique Kerber、ドイツ)に完敗し、復帰戦があっけなく終わりを迎えた。

 肩の負傷で1月末を最後に実戦から遠ざかっていたシャラポワは、ケルバーを相手に精彩を欠いたプレーを露呈した。20日の1回戦ではヴィクトリア・クズモワ(Viktoria Kuzmova、スロバキア)に圧巻の勝利を飾ったものの、この日はケルバーが四大大会(グランドスラム)通算5勝を誇る元女王に対し、終始厳しい試練を与えていた。

 シャラポワは現在世界ランク85位に沈んでおり、大会序盤にトップシードと対戦するという代償を支払わなければならず、来月1日に開幕するウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon 2019)でも、同様の厳しいドローに直面する可能性がある。

 一方、順当に8強入りを果たしたケルバーは、準決勝進出を懸けた次戦の相手がキャロリン・ガルシア(Caroline Garcia、フランス)に決まった。ガルシアはスペインのパウラ・バドサ・ジベルト(Paula Badosa Gibert)に6-2、6-7(1-7)、6-3で勝利した。(c)AFP