【6月19日 AFP】国際赤十字・赤新月社連盟(IFRC)の人道支援物資第2弾が17日、ベネズエラに搬入された。物資には、ベネズエラが直面している深刻な医療危機に対処するための医療用品24トンや発電機も含まれている。

 IFRCによると、第2弾はパナマの集配施設から、ベネズエラの首都カラカスに搬送された。

 ベネズエラ赤十字社(Venezuelan Red Cross)は、受領した医薬品や医療用品、発電機は、近年最悪の医療危機に直面している同国各地の病院に分配されると明らかにした。

 AFP記者は、トラック6台が首都カラカスの赤十字社の倉庫に支援物資を搬入するのを確認した。

 反米左派のニコラス・マドゥロ(Nicolas Maduro)大統領は、野党指導者で暫定大統領就任を宣言したフアン・グアイド(Juan Guaido)国会議長との権力争いの中、IFRCと支援物資の搬入で合意。4月に第1弾の搬入を承認した。

 50か国以上からベネズエラの暫定大統領として認められているグアイド国会議長は今年2月、米国からの支援物資の搬入を試みたが失敗。マドゥロ氏はこの搬入について、米主導の侵略の口実と非難していた。(c)AFP