【6月18日 AFP】トルコ南西部沖で17日、移民を乗せた船が沈没し、12人が死亡した。同国の沿岸警備隊が発表した。

 沈没は南西部ムーラ(Mugla)県のボドルム(Bodrum)沖、またギリシャのコス(Kos)島から数キロ離れた海域で発生。31人が救助されたものの、救助および捜索活動が続いている。

 移民たちの国籍は現在のところ不明。

 トルコはヨーロッパを目指す移民たちの中継地点となっており、紛争を逃れてきた約300万人のシリア難民および最大30万人のイラク人が滞在している。

 国際移住機関(IOM)によると、今年1~6月だけでも、地中海を渡ろうとして亡くなった移民の数は555人に上る。

 死者数は2016年の2911人がピークで、昨年は924人だった。(c)AFP