【6月17日 AFP】女子サッカーW杯フランス大会(FIFA Women's World Cup 2019)は16日、グループFの試合が行われ、スウェーデンはタイに5-1で快勝し、決勝トーナメント進出を決めた。

 リンダ・センブラント(Linda Sembrant)とコソヴァレ・アスラニ(Kosovare Asllani)がゴールを挙げ、19分で2点を先行したスウェーデンは、42分にもフリドリーナ・ロルフォ(Fridolina Rolfo)がミドルシュートを決めた。

 一方、米国との初戦で0-13という歴史的大敗を喫したタイは、81分にもリナ・フルティグ(Lina Hurtig)にゴールを許しスコアを0-4とされたが、試合終了間際に主将のカンジャナ・スンヌーン(Kanjana Sung-Ngoen)が一矢を報い、なんとかプライドを保った。

 このゴールにタイのチームは喜びを爆発させ、涙を流している選手やスタッフもいた。しかし後半アディショナルタイム、ビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)判定からスウェーデンにPKを決められ、感動的なムードに水を差された。

 この後に行われた試合で米国がチリを3-0で下したため、グループFでは2連勝の米国とスウェーデンがそろって16強入りを決めた。得失点差で2位につけるスウェーデンが1位通過するには、20日に行われる米国との直接対決で勝利しなければならない。(c)AFP