【6月17日 AFP】南米のアルゼンチンとウルグアイの全土で16日午前7時(日本時間午後7時)すぎ、大規模な停電が発生し、約4800万人が影響を受けた。アルゼンチンの電力会社とエネルギー当局が発表した。電力供給は徐々に回復しているという。

 報道によると、隣国パラグアイの一部でも短時間の停電が起きた。

 アルゼンチンのエネルギー当局は午後1時(日本時間翌17日午前1時)ごろ「電力供給の40%が回復した」と述べた。

 停電の発生でアルゼンチンとウルグアイの両国全土が影響を受けたのは今回が初めて。

 地元メディアの報道によるとアルゼンチンのエネルギー当局は、停電をアルゼンチン相互接続システム(SADI)の崩壊によるものと説明。これがアルゼンチン全土に大規模な停電をもたらし、ウルグアイにも影響が及んだと述べた。

 同当局はツイッター(Twitter)公式アカウントで「原因は調査中だが、まだ特定に至っていない」とし、電力供給の完全な回復には「数時間」がかかるとの見込みを示した。(c)AFP/Nina NEGRON with Mauricio RABUFFETTI in Montevideo