【6月15日 AFP】ジェレミー・ハント(Jeremy Hunt)英外相は14日、中東のオマーン湾(Gulf of Oman)で13日発生したタンカー攻撃について、英国独自の情報評価により、「ほぼ確実」にイランの責任であるとの結論に達したと述べた。

 ハント氏は外務省声明を通じ、「われわれ自身による情報評価は、攻撃の責任がほぼ確実にイランにあるという結論を導くものだ。直近の一連の攻撃は、イランによる不安定化行動のパターンの上に成り立っており、地域に重大な危険を及ぼす」と表明した。

 英外務省の声明は、今回の攻撃について、イランの強大な軍事組織である革命防衛隊(IRGC)が実行したと名指しで非難。「他の国家・非国家主体の責任とすることは妥当ではない」と言明している。

 ハント氏はイランに対し、「あらゆる形の不安定化行動を停止する」よう要求。さらに、英国は他国と共に、イラン・米政府間の対立の高まりを外交的に解決する方策を探っていくと表明した。

 一方イランは、同国がオマーン湾での一連の攻撃を企てたとの非難を否定している。(c)AFP