【6月14日 AFP】中央アジアのカザフスタンで先週末に行われた大統領選挙での不正を訴え抗議デモに参加したとして、1000人近くの人が罪に問われ、有罪となった。中には禁錮刑を言い渡された人もいた。

 カザフスタンの検察当局によると、有罪となったのは957人で、このうち670人が刑事施設に収容されたという。罰金刑や警告といったケースもあった。

 選挙では、ヌルスルタン・ナザルバエフ(Nursultan Nazarbayev)前大統領が後継に指名した現職のカシムジョマルト・トカエフ(Kassym-Jomart Tokayev)氏が、7割以上の票を得て勝利した。しかし投票日の9日には、選挙の不正を指摘する人々がボイコットを呼び掛け、抗議デモに発展していた。デモの規模はここ3年で最大となった。

 映像は拘束されるデモの参加者。ラジオ・フリー・ヨーロッパ/ラジオ・リバティー(RFE/RL)が12日撮影・提供。(c)AFP