【6月10日 AFP】英保守党党首を7日に辞任したテリーザ・メイ(Theresa May)首相の有力後継候補の一人、マイケル・ゴーブ(Michael Gove)環境・食料・農村相(51)が、過去のコカイン使用を認めた。大衆紙デーリー・メール(Daily Mail)が報じた。

 ゴーブ氏はデーリー・メールに「結婚する前、今から20年ほど前に、薬物を用いた」と語り、「いくつかの社交の場で」使用したと付け加えた。「そのことを深く後悔している。薬物は生命にダメージを与える……過ちを犯した」

 同氏はコカインを使おうと決心したのは「若いジャーナリスト」だった時で、当時は政界入りを予想していなかったと語った。「今思えば、やらなければ良かったと思う。だが過去の過ちで資格が奪われるとは思わない」と付け加え、自分が次期首相になるべきか否かを決めるのは、国会の同僚議員と保守党員だと語った。

 次期首相の最有力候補とみられているボリス・ジョンソン(Boris Johnson)前外相は、過去にコカインの使用を考えたことがあるとほのめかしたが、その後、実際に使用したことはないと述べた。次期首相候補のうちジェレミー・ハント(Jeremy Hunt)外相やドミニク・ラーブ(Dominic Raab)前EU離脱担当相ら数人は、若い頃に大麻を使用したことがあると認めている。(c)AFP