【6月10日 AFP】9日に行われた全仏オープンテニス(French Open 2019)の男子シングルス決勝を制し、通算12度目の大会制覇を果たしたラファエル・ナダル(Rafael Nadal、スペイン)が、対戦したドミニク・ティエム(Dominic Thiem、オーストリア)に対し、いつか同大会で優勝する日が来ると言葉をかけた。

【関連記事】ナダルの強さに脱帽のティエム「テレビで見ていた方が楽だった」

 33歳のナダルはこの日、ティエムに6-3、5-7、6-1、6-1で勝利し、同一の四大大会(グランドスラム)を12回制した男女通じて史上初の選手となった。

 またグランドスラムの通算優勝回数を18とし、歴代最多の同20を誇るロジャー・フェデラー(Roger Federer、スイス)との差を2とした。3位には準決勝でティエムに敗れたノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic、セルビア)が同15で続いている。

 世界ランキング2位のナダルはティエムを未来の全仏チャンピオンだと称賛し、「君はツアーで最高の模範の一人。(自分が勝って)申し訳ない」「努力家だし、いつも笑顔で人としても素晴らしい。それが最も大切なことだ」と話した。

「僕や世界中の子どもたちの大きな刺激になってくれてありがとう」「もし負ける相手を選ぶなら君だ。君は優勝にふさわしいからね。おめでとう。そしてこれからも前進してほしい。絶対に優勝するから」 (c)AFP