【6月6日 Xinhua News】習近平(Xi Jinping)中国共産党中央委員会総書記·国家主席·中央軍事委員会主席はこのほど、ごみの分類について重要指示を出し、ごみの分類の実施は、広範な人民大衆の生活環境に関わり、資源の節約につながり、社会文明レベルにおける重要な体現でもあると強調した。

 習近平氏は次のように指摘した。ごみの分類を推進するカギは、科学的管理の強化、長期的効果のメカニズム構築および生活習慣の育成の推進にある。よって、指導を強化し、各地の実情に応じた措置を講じ、それを持続的に推進するには、ごみの分類作業を細かくかつ着実に行い、根気よく取り組まなければならない。幅広い教育·指導活動を繰り広げ、広範な人民大衆にごみの分類を実行する重要性と必要性を認識させ、効果的な督促·指導を通じて、より多くの人にごみを分類するという良い習慣を身に付けさせなければならない。また、社会全体の人々が行動を起こし、生活環境の改善のためにともに努力して、グリーン発展と持続可能な発展に貢献するべきだ。

 習近平氏はごみ分類に強い関心を寄せてきた。2016年12月、中央財経指導小組会議を招集してごみ分類制度の普及推進について検討し、分類した上での投棄、収集、運搬、処理のシステムづくりを急ぐよう、また法治を基礎に政府が推進し、全人民が参加し、都市·農村を一体的に考え、各地の実情に合わせたごみ分類制度をつくり上げ、ごみ分類制度の実施範囲の拡大に努めるよう強調した。さらに末端のごみ分類の状況を何度も視察し、活動について明確な要求を出した。

 近年、中国はごみ分類制度の実施を加速し、全国のごみ分類は点から面に広がり、徐々に始動して、一応の成果が上がっている。46の先行重点都市で試験的に実施し、積極的な進展を収めた。2019年から、全国の地級市(省と県の中間の行政単位)およびそれ以上の都市で生活ごみの分類を全面的にスタートさせており、2020年末までに46の重点都市でごみ分類処理システムを基本的に完成させ、2025年末までに全国の地級市およびそれ以上の都市でごみ分別処理システムを基本的に完成させる。(c)Xinhua News/AFPBB News