【5月25日 AFP】ブラジルサッカー連盟(CBF)は24日、ネイマール(Neymar da Silva Santos Junior)が、予定よりも早くコパ・アメリカ(2019 Copa America)に向けたトレーニングを行う同国代表チームに合流すると発表した。

 CBFの広報担当はこの日、リオデジャネイロ(Rio de Janeiro)近郊テレゾポリス(Teresopolis)の国立トレーニングセンターで記者団に対し、ネイマールが25日に帰国すると明かした。しかしながら、その理由について担当者は明らかにしなかった。

 ネイマールは、代表チームのトレーニング6日目となる28日に合流する予定となっていたが、所属するフランス・リーグ1のパリ・サンジェルマン(Paris Saint-GermainPSG)で公開練習に参加していなかったため、メディアは予定を前倒しした合流の可能性をつかんでいた。同クラブに所属し、代表に選出されたチアゴ・シウバ(Thiago Silva)やマルキーニョス(Marcos Aoas Correa "Marquinhos")は、クラブの練習に参加していた。

 PSGのトーマス・トゥヘル(Thomas Tuchel)監督は、ネイマールが練習参加を免除されたのかと問われたものの「私は免除していない」と応じている。

 ネイマールは先月行われたフランス杯(French Cup 2018-19)決勝後にファンを殴打したとして3試合の出場停止処分を受け、今季残り2試合となっていたリーグ戦のメンバーから外れていた。

 代表のチームメートはネイマールの早期合流を歓迎し、マンチェスター・シティ(Manchester City)のエデルソン(Ederson Santana de Moraes)は「彼は僕らの中で最高の選手。ここにいてくれるのはうれしいし、チームに経験をもたらしてくれる」と語った。またエバートン(Everton)に所属するリシャルリソン(Richarlison)もネイマールと一緒なら「より良いトレーニングができる」とコメントした。

 過去8回の優勝を誇るブラジルは、6月14日に開幕するコパ・アメリカでグループAに入り、ボリビア、ベネズエラ、ペルーと対戦する。大会前にはカタール、ホンジュラスとの親善試合を行う予定となっている。(c)AFP