【5月24日 AFP】ドイツ・ブンデスリーガ1部、バイエルン・ミュンヘン(Bayern Munich)のウリ・ヘーネス(Uli Hoeness)会長は23日、イングランド・プレミアリーグのマンチェスター・シティ(Manchester City)に所属するリロイ・ザネ(Leroy Sane)について、今夏での獲得を検討していると認めた。

 独誌キッカー(Kicker)は今週初め、今夏の移籍市場での大型補強で23歳のザネは「候補の一人」だと報じており、ヘーネス会長は地元紙南ドイツ新聞(Sueddeutsche Zeitung)に、同選手への関心について認めた。

 ヘーネス会長は同紙に対し、「われわれはその選手(ザネ)の動向を追っている」と話した。

 2016年、ザネは5000万ユーロ(約61億円)の移籍金でシャルケ04(Schalke04)からシティに渡ったが、それ以前にもバイエルンへの移籍がうわさされていた。

 同紙によれば、シティのジョゼップ・グアルディオラ(Josep Guardiola)監督はザネの残留を強く希望しているものの、クラブ側は売却を望んでいるという。

 シティでのリーグ戦直近10試合で先発出場が3試合しかなかったザネは、自身のプレー時間に満足していないと伝えられている。

 アリエン・ロッベン(Arjen Robben)やフランク・リベリ(Franck Ribery)、ラフィーニャ(Rafinha)の退団が決定しているバイエルンはこの夏、ヘーネス会長が「クラブ史上最大の投資プログラム」と称すほどの戦力強化を行うとみられており、仮にザネが加入することになればアタッカーとしては補強の第1号となる。

 バイエルンはすでに、VfBシュツットガルト(VfB Stuttgart)のDFベンジャミン・パヴァール(Benjamin Pavard)を3500万ユーロ(約43億円)で、アトレティコ・マドリード(Atletico de Madrid)のDFリュカ・エルナンデス(Lucas Hernandez)をクラブ史上最高額となる8000万ユーロ(約98億円)の移籍金で獲得している。(c)AFP