【5月23日 CNS】中国国家口岸管理弁公室(China Association of Port-Entry)の葉剣(Ye Jian)主任は、「陸港は、内陸都市が国内外の資本や沿海産業の移転を受け入れる国際市場への門戸であり、『一帯一路(Belt and Road)』建設の重要な物流ハブになっている。現在までに中国が陸港を介して中欧班(中国・欧州間の国際定期貨物列車)を開設した都市は60以上で、運行便も累計で1万5000本を超えている」と説明した。17日に合肥市(Fefei)で開催された「(合肥)陸港発展および物流ハブ建設フォーラム」の中で、明らかにした。

【特集】改革開放40周年、写真で見る中国の昔と今

 陸港とは、海のない内陸港のこと。葉主任によると、2018年末現在で中国には150以上の陸港があると言われており、内陸部で海外製品の売買を可能にするなど、著しい効果をみせている。また、中国の内外貿易の一体化の加速や、越境ECなどの新たな貿易方式が盛んになるにつれて、陸港はより拡大した発展空間を得ると言われている。

 中国政府が2018年11月に発表した「国家物流ハブ設置および建設計画」によると、41陸港、30港、23空港などを含む212拠点の国家物流ハブ建設計画を提出しており、25年までに約150拠点の物流ハブを完成させる予定だという。(c)CNS/JCM/AFPBB News