【5月21日 AFP】豪Aリーグのメルボルン・ビクトリー(Melbourne Victory)に所属する本田圭佑(Keisuke Honda)は21日、新たな挑戦を見据える中、今週退団することになったと発表した。

【特集】写真で振り返るサッカー選手のビフォーアフター

 イタリア・セリエAのACミラン(AC Milan)でプレーするなど、アジアサッカー界で最も注目を集める選手の一人である本田は、メキシコ1部リーグのCFパチューカ(CF Pachuca)を退団した後にフリーとなり、今季メルボルン・ビクトリーに加入。

 移籍直後に好パフォーマンスを見せてファンの信頼をつかんだが、ハムストリングのけがによりシーズン半ばにはリーグ戦9試合で欠場を強いられた。

 本田は発表の中で、「メルボルン・ビクトリーの選手になれたことを誇りに思う。オーストラリアでプレーする機会に恵まれ感謝している」と話した。「私は次の挑戦に向けてチームを離れるが、ビクトリーでの時間は絶対に忘れないだろう。クラブの今後の幸運を祈っている」

 本田はメルボルン・ビクトリーで23試合に出場し、8得点をマーク。22日に行われるAFCチャンピオンズリーグ2019(AFC Champions League 2019)のグループステージ第6節、サンフレッチェ広島(Sanfrecce Hiroshima)戦が同チームでのラストゲームになる。

 本田の退団は、長きにわたってチームを率いたケビン・マスカット(Kevin Muscat)監督が辞任した翌日に発表された。

 メルボルン・ビクトリーのトレント・ジェイコブス(Trent Jacobs)最高経営責任者(CEO)は、「圭佑はありとあらゆる意味においてプロフェッショナルであり、今季彼がこのチームにいてくれたのは幸運だった」とコメントした。

「彼がサッカーの面で素晴らしい才能を持っているのは明らかだが、ピッチを離れたところでもチームに影響を与えてくれたことで、今季われわれは成長できた」 (c)AFP